ソウル三清洞 2011.10.08
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ソウルの北にある三清洞を教え子のキム・スジンさんの案内で散策しました。三清洞はとてもおしゃれな街です。ヨーロッパにありそうな魅力的な空間を持つギャラリーやカフェなどが点在する一方で、北村韓屋マウルと呼ばれる、伝統的な建築が立ち並ぶ地域もあり、新旧文化が混在した街です。
002:あるギャラリーの最上階にあるカフェ。
003:階下に吹き抜け空間が広がっているギャラリー。
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006:丘の上から街を見下ろした風景。
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008:古いレンガ造りのカフェ。
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010:偶然見つけた韓国茶が飲めるお店。
011:北村韓屋マウル
012:北村韓屋マウル
013:景福宮の神武門
古いモノと新しいモノは、田舎と都市のように別物としてセパレートされることが多いように思います。対局にあるモノどうしは一種の補色関係にあるため、混在させるとハレーションを起こしやすいからなのかも知れません。しかし実際は、古いモノと新しいモノは二極化されているわけではなく、時代の変遷の中でグラデーション的なつながりを持っています。三清洞は、コンクリート建築のモダンなギャラリーと木造建築の韓屋の中間的な存在である古いレンガ作りの建築などが存在することによって、街の調和が保たれているのではないでしょうか。この街はこれからのデザインのあり方のヒントになるように思います。