interiorlifestyle 2013_01 2013.5.31
6月5日(水)〜7日(金)まで東京ビッグサイトで開催されるinteriorlifestyle TOKYOに、栃木の職人集団と開発しているプロダクツを出展します。
昨年の作り手は、鹿沼組子、益子焼、真岡木綿、日光彫、烏山手すき和紙、栃木の線香でしたが、今年は新たに組ひもの間々田紐、武者絵が加わりました。
001:photo by Takashi Ashitomi
間々田紐は組紐です。間々田ひも店の渡辺 靖久さんが制作したブレスレット、ナプキンフォルダ、カーテンフォルダを出展します。
002:photo by Norihisa Seki
武者絵は、(有)武者絵の里 大畑の鹿子畑 正美さんが描いた「武者絵のぼり」を生地としてバッグを制作しています。
003:photo by Norihisa Seki
鹿沼組子の(有)豊田木工所の豊田 皓平さんが制作した角材箱は、去年は参考出品でしたが、完成品を出展します。
004:photo by Seiji Himeno
005:photo by Norihisa Seki
益子の(株)つかもとの本巣秀一さんが制作している様々な土の色を活かした茶碗「DOKI」も昨年は参考出品でした。今年は湯呑み茶碗(写真004)、飯椀(写真005)とも商品を出展します。
左は「DOKI」のロゴマーク。DOKIは、土器からネーミングしたのですが、アルファベットのDOKIを立ててみると、地と人と器を表す記号で構成されていることに気づきデザインしました。
006:photo by Norihisa Seki
真岡木綿は、真岡木綿会館の花井 恵子さん、中山 美枝子さん、鶴見純子さんが、染色を施した手提げやポーチを制作しています。
007:photo by Takashi Ashitomi
日光彫は、平野工芸の平野 秀子さんが制作した「華箱」(写真007)に加えて、益子の浅見瑞紀さんがデザイン/制作した器に平野さんの彫刻を施した「華鉢」も出展する予定です。
008:photo by Norihisa Seki
烏山手すき和紙では、(名)福田製紙所の福田 長弘さんと吉村 祐樹さんが、様々な技法で漉いた和紙を出展します。
009:photo by Norihisa Seki
栃木の線香の(株)一心堂からは、横山 一志さんと久楽持 浩司さんがデザイン開発した「火をつけないお香」『風香』を出展します。
「U」は、作り手、売り手、使い手をむすぶ力をもっている
栃木のモノづくりの特徴は、異業種のコラボレーションが自然に行われていることです。
益子で作られた陶器や、鹿沼組子で作られた木箱に日光彫が施されていたり、烏山和紙の手すき和紙に、間々田紐や栃木の線香で不要になった糸や線香の切れ端が漉き込まれていたりしています。栃木のお線香が開発した火をつけないお香の入れ物は、益子で作られていますし、武者絵のぼりから作られている手提げは、真岡木綿の女性たちのアドバイスでデザインされています。
つまり「U」は、作り手たちの強い結びつきによって、売り手と使い手の多様な要望に柔軟に応えることができるため、3者をむすぶ力を持っています。
※「U」の商品は、益子の陶器ギャラリー「陶庫」で常設販売されています。